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髪のサイエンス 〜髪を科学する


 毛髪の熱変性

 
熱が毛髪に及ぼす影響は、乾熱と湿熱とでは異なります。
 乾熱では、外観的には120℃前後から膨化が見られ、130〜150℃で変色が始まり、270〜300℃になると焦げて分解
 し始めます。

 しかし機械的な強度は80〜100℃で弱くなり始めます。
 化学的には、150℃前後からシスチンの現象が見られ、180℃になるとαーケラチンがβーケラチンに変わります。

 一方湿熱では、シスチンの減少は100℃前後から見られ、130℃では10分間でケラチンのα型はβ型に変化します。

 別なデータによれば、ケラチンの変性は湿度70%から始まりますが、湿度97%では60℃から始まっています。
 普通、ヘアドライヤーを使う際は、毛髪は濡れており、30%前後の水分を含んでいるので、湿度100%のときと同じ状態とみ
 なければなりません。 
 したがって、処理温度は60℃以下にすることが、毛髪の損傷を防ぐ上で必要となります。 

 ちなみにドライヤーの温度は90℃前後ありますので、すこし離して使う などの工夫が必要です。

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