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微量元素
毛髪の色は、微最に含まれている金属の種類によっても異なるといわれています。
すなわち、白髪にはニッケル、帝黄色毛にはチタン、赤色には鉄・モリブデン、黒髪には銅・コバルト・鉄が多く含まれていると
いわれています。
微量元素としては、これらの金属のほか、リン、ケイ索などの非金属を含め、30種類くらいの無機成分が報告されています。
毛髪ケラチンは、金属と結合しやすい酸性.基(カルボキシル基・メルカプト基など)をもっているので、洗髪用化粧品・頭髪用
化粧品・洗浄水・汗や環境からくるチリ・ホコリなどに含まれている金属イオンを吸収します。
特に、化学的な処理.(パーマやヘアカラーなど)を受けた毛髪は、金属と結合しやすい酸性基(メルカプト基・スルホン基・カル
ボキシル基など)が増加しているので、金属の吸着量も多くなります。
毛髪中の微量元素のうち、頭髪用化粧品や水道水などに通常含まれているカルシウム・マグネシウム・ナトリウム・カリウムな
どは、外部からの蓄積が多い成分と考えられます。 したがって、微量元素の種類と量は、外部からの吸着によるものか、体
内からの蓄積によるものか、あるいは毛母細胞の分裂増殖の不可欠成分として、必然的に存布するものかを厳密に区別す
ることは不可能と,思われます。
たとえば、毛髪中の微量元素の分析は、公害問題で大きく取リ上げられた水銀・カドミウム・鉛など、有害とされている金属
の体内蓄積量を調べる方法として、広く利用されています。
また、メチル水銀を投与した動物実験では、水銀は他の器官'にはあまり蓄槙しないで、毛母細胞へと集中的に送られ、分
裂する細胞内に取り込まれていくという報告もあリます。
このことから、毛髪は、積極的に水銀等有害金属を体外に排泄する役割りがあるといわれ、毛髪中の微量金属の測定で、
(血液や尿の検査のように)体の物質代謝異常を察知し、病気を予見することができるともいわれています。
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