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自然治癒力発毛理論


第3章 毛髪の生成、成長を阻害する原因、要因


(4)環境に起因する脱毛

 @無視できない気候による要因
自律神経の働きは気象条件と大いに関係があり、暖かい日は副交感神経が働き、暑い日、寒い日、冷える時には交感神経が働き、天候の不安定が続く梅雨時期が最も影響を受けます。
このような時は、交感神経が消化器系の働きを抑制するため食欲が減退したり、下痢、便秘が起こます。
又、生体の生理機能が低下すると共に頭皮も緊張し、毛乳頭の末梢血管が収縮し、毛母細胞へ供給する血液の量も減少し、毛髪の生成を妨げます。
 
太平洋の高気圧が張り出して、夏になると大気が安定し気温も上昇してくることから、副交感神経も活発に働き、低迷した生理機能、頭皮、毛脂腺機能を癒してくれるようになるのですが、真夏の猛暑の一時期はその逆になります。
 
秋期は最も新陳代謝が活発になるはずですが、エアコンに依存し切っている現代の生活は、逆に真の疲労が回復できず、「抜け毛の秋」に拍車をかけています。
真冬は、寒冷のため交感神経が浅頭部の筋肉を収縮させ、頭皮が緊張する為に硬化現象を起こし、末梢血管も収縮し、毛母細胞の働きが低下します。
 
更に、木枯らしの吹き荒れる乾燥時期は保湿に欠け、毛髪はカサカサに乾燥し、切れ毛抜毛を起こし、表皮、真皮層まで水分が減少する為に、頭皮の柔軟性に欠け、頭皮温度も低下します。
 
草花が新芽を開かせる春期に入ると、副交感神経が活発に働き出すために、冬期の間に入れ変わった毛母細胞が活性化し、再び毛髪の生成が活動期に入りますが、このように毛髪には毛髪本来の持つ毛周期の他に、植物と同じように四季により活動の
減退、増進があるのです。
 
これ等はあくまで自然の摂理になされるがままの状況での事ですが、人間の知恵は住まいを改良し、自然の摂理の良い部分は受け入れ、阻害性のある部分に対しては防御してきたのです。
しかし、近年は職人の減少、コストの上昇で、それも不可能になっています。


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