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自然治癒力発毛理論


第3章 毛髪の生成、成長を阻害する原因、要因


1.頭髪組織の機能障害

 A皮脂過多症
皮脂は、皮脂腺を組織する腺体の腺細胞が死んで分泌物化したもので、正確に言えば排泄物ということになりますが、体表の毛の生えている部分における総ての毛包に開口する皮脂腺から分泌されています。

原則として、手のひらや足の裏のように毛の生えていない部分には皮脂腺は存在しないのですが、口唇、外陰部、肛門周囲、女性の乳頭のように独立脂腺を持ち、皮脂を分泌している部分もあります。

頭皮、顔面には皮脂腺が多く分布し、特に頭皮は1cm2で400〜900個もあり、その分泌量は個人差もありますが、1日平均1〜2gとされ、その組成成分は遊離脂肪酸が約56%、エステル、グリセリド、ワックス、スクワレン、コレステロール等の中性脂肪は44%からなっています。

皮脂腺は、ホルモンや自律神経の影響を受け、その分泌量が大幅に増減しますが、正常に分泌されるか否か、又毛包内に沈着して毛髪の生成、生長に影響を及ぼすかは自然治癒力に大きく左右されます。

自然治癒力が活発に機能していれば、中、高校生の頭皮に見られるように皮脂が固形化して毛穴を詰めていても毛髪の生成、生長には影響はなく、最も問題となる毛包内あるいは毛球部に沈着する皮脂も排泄作用が正常に行なわれていれば、何の支
障も起こりません。
せいぜい起きたとしても、皮脂の為に毛髪が異常に脂ぎったり、重く感じる程度のことで、毛髪の生成、生長には何ら支障はないのです。

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