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エルゴチオネイン(ergothioneine)は、1909年
M.C.Tanret によって麦角(ergot)からはじめて単離された
化合物である。
チオ(thio)は、イオウ原子を意味する。
エルゴチオネインは、麦角から単離されたイオウ原子を含む化合物として命名されたことになる。
その後、1911年に G.Barger と A.J.Ewinsは、エルゴチオネインの化学構造をチオールヒスチジンのベタ
インであると決定した。
この化合物は、その後1920年になって意外にも動物の血液中に存在することが明らかとなった。
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三重大学で開催された日本菌学会第52回大会では、100を超え
るポスター発表があった。
その中で、やや異色な発表に惹かれた。
それは山形大学農学部の田邊舞さんと教授の貫名 学(ぬきな ま
なぶ)先生(生物機能有機化学)の「自生キノコ中のエルゴチオネイ
ンの分析)と題する発表であった。
エルゴチオネインは最初、麦角から発見され、その名前から名付けら
れたことは先にも触れたが、その後動物の血液から、さらに肝臓など
重要臓器中にも多く含まれていることがわかった。
水溶性で抗酸化機能があるが、その本質的役割は現在研究されて
いるところだという。
エルゴチオネインは、現在抗酸化機能をうたい文句に化粧品などに
おもに使用されている。 |
動物にはエルゴチオネインを取り込むトランスポーターがあることや、各種臓器中に多く含まれていること
から、生命維持に重要な役割を果たしているのではないかと考えられている。
エルゴチオネインは、化学合成されている製品の市販価格は1mg千円(1g約100万円)と非常に高価
なことから、人体の細胞にとって活性化という有効な働きがあることが認められながら、これまで商品として
研究が進まなかったのは、研究対象としてあまりに高額なためであったと思われる。
エルゴチオネインはシイタケやヒラタケなどの栽培キノコや各種野生キノコに含まれている。
なかでもタモギタケには多く含まれているそうだ。
エルゴチオネインの作用/効果については、
エルゴチオネイン辞典 をご参照ください。
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